マイクラデータパック練習日記

コマンド初心者がデータパックの勉強をしながら物語を作って投稿していくブログです。(配布あり)

MINECRAFTERS 第二章 心配性な神様と欠点だらけの中学生

 ※この物語は公式のものとは異なります。


 不思議な写真を見つけ気を失った後にマイクがたどり着いたのは、写真と同じようなのどかな村ではなかった。昔話で神様のいそうな白い神殿だった。マイクはその建物の壁や屋根や床などの全てからよくわからない何かを感じていた。私が交信できるのも近いだろう。


 マイクはなぜかその建物を見るだけで何も行動を起こしていなかった。もうすでに10分はたったであろうかと思った時、ようやくその建物に入ろうと歩き始めた。もしかしたらあたり一帯が夜で寒くなってきたからか・・・いや、この世界では気温の変化は全くと言っていいほど感じられないだろう。おそらく建物の中にいる「何か」が無意識に近寄らせようとしたのかもしれない。昔子供の頃に聞いた話とそっくりだ。中にいるものがもし予想通りなら、かなり優柔不断と言える。マイクは、その建物、(もしくは神殿)には入ろうとしていた。彼の中のもう一つの「あれ」が前に戻りたがっているような気がする。なぜだろうか。しかしその理由を考える前に声が聞こえてきた。
「よく来た、少年よ」
マイクは驚きのあまり声すらも出せないようだった。
「少年よ?少年?あれ、もしかして・・・」
マイクはまだ落ち着きを取り戻していない。無理もない。この声はただ耳から聞こえるわけでもなく、よくあるファンタジーやSFのように頭に直接語りかけるわけでもない。まあ、そのようなことをもしもしたら私たちが絶対に許さないだろう。そのとき、あの声が確信を持ったような声で語り始めた。
「もしかして、青年だった?」
ようやくマイクの口がようやく動き始めた。
「いや、そういうことではないと思います。」
「あ、少年でよかった?」
「たぶん、そうだと思います。」
「まあ、この世界ではあまり関係ないか。」
「え?」
「え?」
「あ、『この世界』のことを知らないの?全く、君の『遺眼』は何をしていたんだ?」
「『この世界』?『遺眼』?」
「じゃあ、説明してあげるからよく聞いとけよ?」
そうしてマイクはこの世界を心配性な神様に(マイクは全く気づいていないが)説明してもらうのだった。

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